年末年始から新年度にかけて、季節の移り変わりと共に模様替えや衣替え、引っ越し・リフォーム等でどうしてもゴミや不用品が多く出てしまいます。ゴミや不用品は自治体のゴミ収集で回収してもらうことが多いと思いますが、どうしても個人で家から搬出するのが難しかったりゴミステーションに持ち込めない物を処分したい場合はどうすれば良いのでしょうか?
そのような物の場合、不用品回収を業者に依頼するのがおすすめです。
しかし、不用品回収を業者に依頼した場合、どうしても費用が必要になります。そしてそれらの費用は決して安価ではありません。
そこで不用品回収の費用を抑えるためにお勧めしているのが、不用品の買取をしてもらうことです。
しかし、不用品の買取には以下のような不安や疑問を持っている人が多いです。

不用品で買取可能な物は?



買取可能な業態は何がある?



買取額が安すぎるのは悪徳業者?
以上の点を中心に分かりやすく解説します。
【本記事のポイント】
不用品の買取について
業者が買取可能な物
悪徳業者の見破り方
不用品の処分方法について
不用品の処分は主に以下の方法が利用されることが多いです。
自治体に回収を依頼する
1つ目は、不用品の回収を自治体に依頼する方法です。
処分したい家具や家電等の不用品が出た場合、住んでいる自治体のホームページに処分したい不用品に必要なシールの値段が記載されているので、コンビニや郵便局、金融機関等でその値段分の収集シールを購入します。その後、住んでいる自治体に電話するかインターネットから収集の申込みを行うことで粗大ゴミの回収を依頼することができます。
他にも可燃ゴミ・不燃ゴミ等は自治体の指定ゴミ袋に入れてゴミステーションに置くことで処分することができます。
この方法のメリットとしては、最も安価に処分を行うことができます。粗大ゴミの処分費用を出来る限り抑えたいという人にはおすすめです。
対して、この方法のデメリットとしては時間がかかる・自分で回収場所まで運ばなければならないという点です。
自治体が行う不用品回収は、1月・3月・8月等の繁忙期は時期によって収集に来てもらうまで2週間以上かかってしまう場合もあります。衣替え・引っ越し・リフォーム等は時期が被ってしまう部分が多い為、不要品の回収を依頼したい場合、特に繁忙期は早めに手続きしなければなりません。。また、箪笥やクローゼット等の大型家具は自治体に回収してもらう場合、自分で家から出して回収場所まで運ばなければなりません。特に大きくて重い家財道具を部屋から運ぶ際、誤って壁や床を傷つけたり、ケガや事故が起こってしまう危険性があります。
その上、ほとんどの自治体の回収時間は8時前後なので、前日や早朝に準備しなければなりません。
また自治体の回収で対応不可な物として以下の物が挙げられます。
リサイクル家電(エアコン、テレビ、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、衣類乾燥機)
パソコン
自転車やバイク
車のタイヤ
ガスボンベ
ピアノ
薬品や塗料
上記の物に関しては自治体の不用品回収で対応不可の場合が多いです。これら以外にも住んでいる各自治体で対応できない物もあるので、事前に確認しましょう。
特に処分が面倒な不用品の買取について、以下の記事で詳しく解説しています。是非、ご参照ください。


不用品回収業者に依頼する
2つ目は不用品回収業者に依頼しましょう。
粗大ゴミ等の一人で収集所まで運搬できない不用品は不用品回収業者に依頼しましょう。
業者に依頼するメリットとしては、最も手間がかからないという点です。
不用品回収業者に依頼することで自治体が回収不可な物の回収を行うことができます。
また自治体の回収と異なり、業者が自宅に来て、短時間で搬出から処分まで行ってくれるので時間も体力も浪費しません。一軒家で建築と共に搬入した家具等は搬出できないため、その場で業者が解体を行い、搬出してくれます。そのため、不用品回収業者に依頼することで最も手間がかからず、不用品の処分を行うことができます。
デメリットとしては、自治体の回収よりも費用が掛かる、事前に不用品回収業者を調べ、費用決定のための見積もりを行う必要があります。また不用品回収業者には悪徳業者も多く、業者選びに失敗してしまった場合、無用なトラブルを招く危険性があります。
不用品については、不用品回収業者に依頼した方が最も手間がかかりません。依頼するために、必要な費用を安く抑える方法として不用品の買取について解説します。
不用品の買取について


業者に不用品回収を依頼する場合、費用が必要になります。その費用は決して安価ではなく、費用を抑えるため不用品回収と一緒に業者に不用品の買取を依頼することがおすすめです。
そもそも不用品回収を業者に依頼した場合、依頼者が支払う費用の大部分は車両費・人件費で決まります。
例えば、箪笥の回収を業者に依頼した場合、箪笥を部屋から出し、運搬し車両に積み込む作業員が2名必要なので、2人分の人件費+箪笥を運搬する車両1つの車両費が必要になります。
加えて、箪笥1つ単体に回収・処分費用が必要になります。
それらを合わせておそらくどのような業者でも箪笥1つの回収では15,000円以上の費用が必要になります。
それらの不用品回収の費用を安くするための条件として、もし買取可能な物がある場合、一緒に回収してもらうことで、かかる費用と相殺して、無料の回収になる場合が考えられます。不用品の無料回収を業者に依頼したい場合については以下の記事で詳しく解説しています。是非、ご参照ください。


次に業者が買取可能な物について解説します。
業者が買取可能な物について


不用品の中で、主に業者が買取可能な物を紹介します。
貴金属・ブランド品
1つ目は、貴金属・ブランド品です。
ブランド物のバックや時計からマフラーや手袋といった小物まで、ネームバリューのあるブランド品の多くは、多少状態が悪くても、買取を行っている業者が多いです。
貴金属に関しても、同様に高額な買取になることが多いです
骨董品・美術品
2つ目は、骨董品・美術品です。
茶碗や花瓶、皿等の骨董品の買取を行っている業者も多いです。また、茶道具等の茶器は意外と高額な買取になりやすいので、なるべく処分ではなく、業者が買取可能ならばなるべく利用しましょう。
美術品では、絵画や掛け軸、仏像等の置物が買取可能なことが多いです。しかし、美術品はレプリカや模造品も多く、買取ができない場合も多いです。
酒
3つ目は酒です。
酒は基本的に未開封の物でしか買取できないことが多いです。お酒の中でも、洋酒や日本酒は買取可能な物が多いです。特に贈答用のお酒を開封せずに保管している物は処分するより積極的に買取してもらいましょう。また一部の酒の場合、開封後の中身の無い空きビンも買取可能な物もあります。
コレクション品・嗜好品
4つ目はコレクション品・嗜好品です。
コレクション品・嗜好品とは、主にミニカーやCD、葉巻、レトロゲーム等が買取可能な物が多いです。
そのような品物の中では、マニアや嗜好家たちの間で高額で取引される物がありますので、価値が分からない物でも比較的高値で買取してもらえることが多いです。
家具・家電
5つ目は、家具・家電です。
主に不用品回収を行う業者が買取が可能な家具の特徴としては、傷が少なく、状態が綺麗という特徴があります。
家電の場合、年式が新しい(発売年から5年以内)場合、買取可能な物が多いです。
以上の物が主に不用品の中で買取可能な物です。不用品で買取可能な物がある場合、積極的に買取を行うことで不用品の費用を安く抑えることができます。
加えて、買取を利用して費用をより安く抑えたい場合、手間にはなりますが、買取だけは別の業者に依頼することもおすすめです。
また遺品整理を行った際に出た不用品も買取を行うことができます。遺品整理の買取について、以下の記事で詳しくまとめています。是非、ご参照ください。


不用品の買取方法
不用品の買取は主に3種類あります。
リサイクルショップ
1つ目はリサイクルショップを利用することです。
リサイクルショップは最も気軽に利用できる不用品を買取してもらう方法の一つです。リサイクルショップは全国津々浦々にありますので、手軽に利用することができます。
また多くの場合、その場ですぐに現金化できるのも利点の一つです。
しかし、リサイクルショップは広範囲に手広く品物を取り扱っているので、リサイクルショップ側が専門性の高い物に関しては比較的、低価格で買い取られることも多いです。
フリマアプリ
2つ目はフリマアプリを利用することです。
フリマアプリの利点は買い手と売り手が間に業者を挟まず、直で売買するため、運営会社が徴収する手数料以外で中間マージンが取られず、リサイクルショップで売るよりも、高額化しやすいという点です。
しかし、売り手が商品の出品や購入者とやり取りしなければならず、加えて梱包や発送等も全てしなければならないので手間がかかるという点もあります。また購入者とトラブルになってしまった場合は自分で対応をしなければなりません。
専門業者
3つ目は専門業者に依頼することです。
特に趣味のコレクション品は専門業者に買取をしてもらうことで、希少性が高く需要がある物は高値で買取をしてもらえることが多いです。また専門業者はその分野に専門性の高い知識があるため、他の買取業態より安心して買取を依頼することができます。
しかし、専門業者に買取を依頼する場合、近場に自分の売りたい物の専門性の高い店舗が無かったり、郵送で買取を行っている専門業者は時間がかかってしまうのですぐに買取してもらえないことが多いです。
以上の3つが主に不用品の買取方法になります。
買取の相場
不用品で買取可能な物で買取額は主に品物の状態や市場価値(市場の流通数やニーズ)で決まります。
また不用品回収業者が行う買取に関しては、業者毎にルールが異なることが多いです。例えば、業者によっては単品での買取を行っておらず、ダンボール1箱分に同じ種類の物から買取を行う方法や壊れていても買取を行う等、業者毎に違う点も多いので、事前に依頼する前に確認することが大切です。
そのため、不用品回収業者が行う買取については相場を図ることは困難な物が多いです。
その中で不用品回収業者が行う買取で必ず比較的高額で買取をしてもらえる物もあります。上記の買取可能な遺品で平均して買取金額が高いのは、宝石類です。一方、美術品や骨董品、ブランド品はレプリカや贋作が多く、故人が生前、本物だとだと思っていた物が蓋を開けてみたら、偽物だったという話も別段、珍しいことではありません。
上記以外にも、記念硬貨や中古のパソコンやスマートフォン、着物等も業者によっては買取を行っていることもあります。依頼する前に複数の業者に買取可能な物を確認することが大切です。
以上のことから、買取を希望する際、利用する業者の買取可能な物や買取方法について確認を取り、連絡することが大切です。
悪徳業者とトラブル


不用品回収を行う業者の全てが優良な業者だという訳ではありません。どのような業界にも必ず一定数、悪徳業者は存在します。
特に不用品の回収を行っている業者では年々、悪徳業者が増加し、悪徳業者との間で起きたトラブル事例も比例して増加しています。
もし悪徳業者に廃品回収を依頼してしまった場合、起こり得るトラブルについて解説します。
高額な費用を請求される
悪徳業者に依頼してしまうと、高額な費用を請求されることが多いです。
不用品回収を悪徳業者に依頼した場合、特にこのトラブルの発生件数が多いです。
始めは安価な費用を依頼者に伝え、実際に作業が始まって、作業途中や作業終了後に「ここからの作業は別料金」「お金を払うまで帰らない」と泣く泣く費用を支払ってしまうパターンです。わざわざ業者を呼んだのに、お金がかかるからと断るのは気まずい、脅されたり暴力を振るわれるかもしれないという不安が重なり、「お金で事が済むのなら」と支払ってしまいます。
強引な契約を結ばされる
悪徳業者は強引に契約を結ぼうとします。
悪徳業者の多くは連絡した依頼者の不安を煽る言葉を巧みに使う・怒鳴り声をあげる・契約するまで連絡を止めない・勝手に家に訪問する・今しか安く契約できないと煽る等を行います。悪徳業者の営業で不安になったり、家に訪問されて早く帰ってほしい依頼者は正常な判断ができなくなり、その悪徳業者と契約を結んでしまいます。その後、上記の『高額な費用を請求される』に繋がることが多いです。
盗難の危険
悪徳業者は不用品回収の作業中に、回収予定に無い物やタンス預金や貴金属等を依頼者に無断で持っていくことが多いです。
また特に質の悪い悪徳業者は初めから、貴重品や現金の盗難目当てで不用品回収を行っている場合もあります。
不当な買取
先述した通り不用品回収業者の中には、不用品の買取サービスを行っていることがあります。
しかし、悪徳業者は不当な買取を行っていることが多いです。
傷がついている等の言いがかりをつけて、買取金額を下げる、または無料で引き取ろうとしてくる等、強引な交渉を厭わない業者も少なくありません。
不法投棄
不用品回収業者の多くは回収したゴミや不用品を各自治体のルールに則って、処分・リサイクルを行います。
しかし悪徳業者の多くはルールに則った処分をせず、山や空き地等に許可も取らずに不法投棄をすることが多いです。
もし悪徳業者に依頼した場合、処分したゴミや不用品の中に依頼者の個人情報が分かる物が入っていた場合、依頼者が不法投棄の民事や刑事罰を受けるかもしれません。
作業が粗雑
不用品回収業者の多くは部屋から大型の家電や家具を搬出する際、壁や床に傷をつけない様に注意し、誤って個人情報を含む物や依頼者が残してほしい物を誤って捨てないように丁寧な作業を心掛けています。
しかし、悪徳業者の場合、作業が粗雑で壁や床を傷つけたり、箪笥等の回収でも中身を確認せずに持って行ってしまうことが多いです。もちろんそのような悪徳業者は床や壁が傷ついても補償をしようとせず、そのような業者に依頼したために無駄な修理費を支払わなければならないことになってしまいます。
キャンセルに応じない
悪徳業者はキャンセルに応じない場合が多いです。
もし用事が入って、不用品回収をキャンセルしようと思っても、キャンセルできないと突っぱねられてしまうケースです。
このケースに関しては業者側も巧妙に考えており、依頼する前にキャンセル規定を確認する等して対策することが大切です。
以上が悪徳業者に依頼した場合、起こり得るトラブルについてです。
悪徳業者の見破り方


上記で悪徳業者に依頼してしまった場合、起こり得るトラブルについて紹介しました。
次に不用品回収の悪徳業者を見破るために注意すべきポイントを解説します。
書面を作らない
悪徳業者の多くは書面を作成しないことが多いです。
悪徳業者は書面を残さないことで、依頼者と口頭の契約を理由に業者側が容易に金額を変更しやすくなってしまいます。事前に書面を作成しない業者については悪徳業者の可能性が高いので、依頼はなるべくしないようにしましょう。
インターネット上に情報が無い
悪徳業者の多くはインターネット上に情報が無いことが多いです。
また業者のホームページがあったとしても料金が不明瞭だったり、業者の住所や連絡先等の会社情報がないことが多いです。そのためホームページがあれば安心ではないので、注意が必要です。
以上の点を事前に確認することで、悪徳業者に依頼するリスク・悪徳業者とトラブルになることを減らすことができます。
悪徳業者について更に詳細に解説した記事を以下に記載しています。是非、ご参照ください。


優良業者の選び方


不用品の回収や買取を依頼する際、きちんとした対応を行い、依頼者との間にトラブルが発生しづらい優良業者を選ぶために確認すべきポイントを解説します。。
クチコミを確認する
優良業者に依頼するためには業者のクチコミを確認することがポイントです。
クチコミは主に過去にその業者に依頼した人が書いているので、Googleマップ、SNSのクチコミやレビューを確認することでその業者の実態が分かるので、優良業者を見つけたい方はなるべく依頼する前に確認しておきましょう。
しかし、ネットのクチコミではサクラを依頼している業者も多いので、クチコミでさらに重視すべきポイントとしては、詳しいレビューの内容や実際に作業を行っている様子の写真が載っている業者の方がより信頼性が高いです。
丁寧な見積もり
優良業者は丁寧な見積もり、詳細な見積もり書の作成してくれます。
不用品回収業者は丁寧な見積もり、また事前の見積もりを行う際、費用について丁寧な説明、買い取りできる物の有無、追加請求があるのか等、分かりやすい説明、またそれらを料金で表示した見積もり書の作成を行ってくれます。
また繰り返しになりますが、なるべく見積もりは必ず一社のみではなく、複数の業者に依頼することが大切です。
不用品回収に関する資格・許可
不用品回収を行い、回収した物の処分するためには国や自治体からの資格や許可や認可を受ける必要があります。
必要となる資格(許可)は、不用品回収業者が請け負う業務内容や、対応する業務の範囲、エリアによって大きく異なります。
不用品回収に必要な資格をきちんと持っている業者は基本的には優良業者であることが多いです。不用品回収に必要な資格は以下の通りです。
古物商の許可
『古物商許可』とは、商売として不用品の買取やリサイクル品を利用した販売を行うための許可です。
リサイクルショップの経営や、事業としてオークション販売を行うのに必要な許可になります。
不用品回収業に関わる資格ではないと思わえている方も多いと思われがちですが、不用品回収した品をリサイクルする場合や、お客様から不用品の買取を行う際には『古物商』の資格が無いと違法行為となります。
一般廃棄物収集運搬業の許可
『一般廃棄物収集運搬業』の許可は、一般家庭などから排出される一般廃棄物の収集・運搬を事業として行うために必要な認可です。
不用品を回収した後の積みかえや保管を含む、積み下ろし作業を行うエリアを管轄する市町村長ごとの許可が必要となります。一般廃棄物収集運搬許可業者の名簿は自治体のホームページに掲載されるため、インターネットで認可を受けているか確認することが可能です。
上記の資格を持っている業者は優良業者であることが多いです。
まとめ
不用品回収の費用を抑えるために、不用品の買取について解説しました。
不用品の買取は費用を抑えることができますが、不用品回収には悪徳業者も多く、悪徳業者に買取された場合、比較的安価に買取されることが多いです。そのようなことを防ぐためにも、不用品回収は悪徳業者に依頼しない様に悪徳業者の特徴についても詳細にまとめました。
不用品回収を考えている方はまずは以下のサイトから無料の見積もりからご依頼ください。


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