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引っ越しで出た不用品の処分は?業者選びや費用について解説!

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引っ越ししようとする際、頭を悩ませるのが大量に出てきてしまう不用品やゴミの処分です。新居に移るに当たり、新しい家具や家電を購入し、今まで使っていた家具や家電の多くが不用品になったり、子供の自立で大量の不用品やゴミが出てしまうことがあります。

引っ越しを行った際の不用品回収について以下のような疑問や不安を持っている人が多いです。

Aさん

不用品の処分を引っ越し業者に依頼できる?

Bさん

不用品回収はどんな方法がある?

Cさん

不用品回収の費用を抑える方法は?

以上の点を中心に分かりやすく解説します。

【本記事のポイント】

引っ越し業者の不用品回収

不用品の処分方法は?

不用品回収は無料でできる?

目次

引っ越し業者の不用品回収

引っ越し業者に依頼した後、不用品回収を別に行わなければならないのは、少々手間になってしまいます。そのため引っ越し業者には引っ越しと一緒に不用品の回収を行っている業者もあります。

引っ越し業者が行う不用品回収には以下の点で注意が必要です。

あくまで引っ越し作業のオプションで依頼できる

引っ越し業者が行う不用品回収はあくまで引っ越しのオプションサービスとして行います。

そのため、原則としてその業者に引っ越しを依頼されている方しか不用品の回収を依頼できません。そのため引っ越し作業の当日に出てきた不用品しか対応できないので、引っ越しをせずに不用品回収を依頼することはできません。

不用品回収できる物は少ない

引っ越し業者が引き取り可能な不用品の種類が少ないです。

主に引っ越し業者が引き取り可能な品目として、主な物は以下の通りです。

ピアノ

リサイクル家電(冷蔵庫・エアコン・テレビ・冷蔵庫)

書籍 

CD

洋服

引っ越し業者が主に引き取りを行う品目は以上です。引っ越し業者が引き取り可能な物に関しては、業者毎に異なりますので、不用品回収を引っ越し業者に依頼したい場合、事前の確認が不可欠です。

『引き取り』と『買い取り』の2通りがある

引っ越し業者が引っ越しの際に行う不用品回収には、『引き取り』と『買い取り』の2通りがあります。

『引き取り』は依頼者が引っ越し業者にお金を支払うことで不用品の回収、廃棄処分をしてくれます。

対して、『買い取り』は引っ越し業者が依頼者にお金を支払い、不用品のリユース販売を目的に回収を行います。

そのため、引っ越し業者に『買い取り』してもらうことで引っ越し費用を抑えることができるため、なるべく不要品は『買い取り』してもらうほうが良いです。

しかし、不用品の『引き取り』を行っている引っ越し業者の数は限られ、『買い取り』を行っている業者はさらに限られます。

加えて『買い取り』可能な物も少なく、引っ越し業者が『買い取り』をする条件も厳しいです。

以上が主に引っ越し業者が行っている不用品回収のサービスで、不用品を網羅的に回収・処分を行うことはかなり難しいです。

不用品の処分方法

引っ越しで出た不用品を処分する方法をいくつか紹介します。

自治体に回収してもらう

1つ目は、引っ越しで出た不用品を自治体に回収してもらう方法です。

引っ越しの準備で処分したい家具や家電が出た場合、住んでいる自治体のホームページに処分したい不用品に必要なシールの値段が記載されているので、コンビニや郵便局、金融機関等でその値段分の収集シールを購入します。その後、住んでいる自治体に電話するかインターネットから収集の申込みを行うことで引っ越しで出た不用品の回収を依頼することができます。

他にも可燃ゴミ・不燃ゴミ等は自治体の指定ゴミ袋に入れてゴミステーションに置くことで処分することができます。

この方法のメリットとしては、最も安価に不用品の処分を行うことができます。引っ越しで出た不用品の処分費用を出来る限り抑えたいという人にはおすすめです。

対して、この方法のデメリットとしては時間がかかる・自分で回収場所まで運ばなければならないという点です。

自治体が行う不用品回収は、1月・3月・8月等の繁忙期は時期によって収集に来てもらうまで2週間以上かかってしまう場合もあります。引っ越しの準備で出た不要品の回収を依頼したい場合、特に繁忙期は早めに手続きしなければなりません。。また、箪笥やクローゼット等の大型家具は自治体に回収してもらう場合、自分で家から出して回収場所まで運ばなければなりません。その上、ほとんどの自治体の回収時間は8時前後なので前もって準備しなければなりません。

また自治体の回収で対応不可な物として以下の物が挙げられます。

リサイクル家電(エアコン、テレビ、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、衣類乾燥機)

パソコン

自転車やバイク

車のタイヤ

ガスボンベ

ピアノ

薬品や塗料

上記の物に関しては自治体の不用品回収で対応不可の場合が多いです。これら以外にも各自治体で対応できない物もあるので、事前に確認しましょう。

不用品回収業者に依頼する

2つ目は不用品回収業者に依頼しましょう。

引っ越しで出た不用品を不用品回収業者に依頼するメリットとしては、最も手間がかからないという点です。

引っ越し業者の不用品回収と異なり、引っ越し業者や自治体が回収できない物の回収をすることができます。また自治体の回収と異なり、業者が自宅に来て、短時間で搬出から処分まで行ってくれるので時間も体力も浪費しません。一軒家で建築と共に搬入した家具に関しては、その場で解体を行い、搬出を行います。そのため、最も手間がかからず、引っ越しで出た不用品の処分を行うことができます。また引っ越しの不用品回収に関しては、不用品回収業者は引っ越し前後どちらでも対応が可能です。

デメリットとしては、引っ越し業者の不用品回収や自治体の回収よりも費用が掛かってしまったり、事前に不用品回収業者を調べ、費用決定のための見積もりを行う必要があります。また不用品回収業者には悪徳業者も多く、業者選びに失敗してしまった場合、無用なトラブルを招く危険性があります。

引っ越しで出た不用品については、不用品回収業者に依頼した方が最も手間がかかりません。依頼するために、必要な費用を安く抑える方法を解説します。

不用品回収の費用を安く抑える方法

不用品回収を業者に安く依頼する方法を紹介します。

不用品の買取

不用品回収を業者に依頼する場合、業者に買取可能な物を買い取りしてもらうことで、少しでも費用を安く抑えることができます。これが最も簡単な費用の抑え方です。

不用品の中で、主に業者が買取可能な物を紹介します。

貴金属・ブランド品

1つ目は、貴金属・ブランド品です。

ブランド物のバックや時計からマフラーや手袋といった小物まで、ネームバリューのあるブランド品の多くは、多少状態が悪くても、買取を行っている業者が多いです。

貴金属に関しても、同様に高額な買取になることが多いです

骨董品・美術品

2つ目は、骨董品・美術品です。

茶碗や花瓶、皿等の骨董品の買取を行っている業者も多いです。また、茶道具等の茶器は意外と高額な買取になりやすいので、なるべく処分ではなく、業者が買取可能ならばなるべく利用しましょう。

美術品では、絵画や掛け軸、仏像等の置物が買取可能なことが多いです。しかし、美術品はレプリカや模造品も多く、買取ができない場合も多いです。

3つ目はです。

酒は基本的に未開封の物でしか買取できないことが多いです。お酒の中でも、洋酒や日本酒は買取可能な物が多いです。特に贈答用のお酒を開封せずに保管している物は処分するより積極的に買取してもらいましょう。また一部の酒の場合、開封後の中身の無い空きビンも買取可能なものがおおいです。

コレクション品・嗜好品

4つ目はコレクション品・嗜好品です。

コレクション品・嗜好品とは、主にミニカーやCD、葉巻、レトロゲーム等が買取可能な物が多いです。

そのような品物の中では、マニアや嗜好家たちの間で高額で取引される物がありますので、価値が分からない物はとりあえず処分しないことをおすすめします。

家具・家電

5つ目は、家具・家電です。

主に不用品回収を行う業者が買取が可能な家具の特徴としては、傷が少なく、状態が綺麗という特徴があります。

家電の場合、年式が新しい(発売年から5年以内)場合、買取可能な物が多いです。

以上の物が主に不用品の中で買取可能な物です。不用品で買取可能な物がある場合、積極的に買取を行うことで不用品回収の費用を安く抑えることができます。

加えて、買取を利用して費用をより安く抑えたい場合、手間にはなりますが、買取だけは別の業者に依頼することもおすすめです。

不用品の買取方法

不用品の買取は主に3種類あります。

リサイクルショップ

1つ目はリサイクルショップを利用することです。

リサイクルショップは最も気軽に利用できる不用品を買取してもらう方法の一つです。リサイクルショップは全国津々浦々にありますので、手軽に利用することができます。

また多くの場合、その場ですぐに現金化できるのも利点の一つです。

しかし、リサイクルショップは広範囲に手広く品物を取り扱っているので、リサイクルショップ側が専門性の高い物に関しては比較的、低価格で買い取られることも多いです。

フリマアプリ

2つ目はフリマアプリを利用することです。

フリマアプリの利点は買い手と売り手が間に業者を挟まず、直で売買するため、運営会社が徴収する手数料以外で中間マージンが取られず、リサイクルショップで売るよりも、高額化しやすいという点です。

しかし、売り手が商品の出品や購入者とやり取りしなければならず、加えて梱包や発送等も全てしなければならないので手間がかかるという点もあります。また購入者とトラブルになってしまった場合は自分で対応をしなければなりません。

専門業者・専門店

3つ目は専門業者・専門店に依頼することです。

特に趣味のコレクション品は専門業者・専門店に買取をしてもらうことで、希少性が高く需要がある物は高値で買取をしてもらえることが多いです。また専門業者はその分野に専門性の高い知識があるため、他の買取業態より安心して買取を依頼することができます。

しかし、専門業者に買取を依頼する場合、近場に自分の売りたい物の専門性の高い店舗が無かったり、郵送で買取を行っている専門業者は時間がかかってしまうのですぐに買取してもらえないことが多いです。

以上の3つが引っ越し業者の買い取りや不用品回収業者の買い取りよりも比較的、高値で買い取りしてもらう方法になります。

不用品の買取についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

また遺品整理で出てきた不用品の買取に関しては以下の記事で詳しく解説しています。是非、ご参照ください。

これまで引っ越しで出た不用品の回収を安く業者に依頼する方法について、解説してまいりましたが、費用だけに重視していると悪徳業者に騙される危険性があります。

もし悪徳業者に不用品回収を依頼してしまった場合、起こり得ることについて解説します。

買取の相場

不用品で買取可能な物で買取額は主に品物の状態や市場価値(市場の流通数やニーズ)で決まります。

また不用品回収業者が行う買取に関しては、業者毎にルールが異なることが多いです。例えば、業者によっては単品での買取を行っておらず、ダンボール1箱分に同じ種類の物から買取を行う方法や壊れていても買取を行う等、業者毎に違う点も多いので、事前に依頼する前に確認することが大切です。

そのため、不用品回収業者が行う買取については相場を図ることは困難な物が多いです。

その中で不用品回収業者が行う買取で必ず比較的高額で買取をしてもらえる物もあります。上記の買取可能な遺品で平均して買取金額が高いのは、宝石類です。一方、美術品や骨董品、ブランド品はレプリカや贋作が多く、故人が生前、本物だとだと思っていた物が蓋を開けてみたら、偽物だったという話も別段、珍しいことではありません。

上記以外にも、記念硬貨や中古のパソコンやスマートフォン、着物等も業者によっては買取を行っていることもあります。依頼する前に複数の業者に買取可能な物を確認することが大切です。

以上のことから、買取を希望する際、利用する業者の買取可能な物や買取方法について確認を取り、連絡することが大切です。

悪徳業者とトラブル

不用品回収を行う業者の全てが優良な業者だという訳ではありません。どのような業界にも必ず一定数、悪徳業者は存在します。

特に不用品の回収を行っている業者の中で、費用が安いという理由だけで業者を選んでしまうと悪徳業者に依頼してしまう危険性が高まります。また年々、悪徳業者とのトラブル事例は増加しています。

もし悪徳業者に廃品回収を依頼してしまった場合、起こり得るトラブルについて解説します。

高額な費用を請求される

悪徳業者に依頼してしまうと、高額な費用を請求されることが多いです。

不用品回収の費用が安いことを理由にその業者に依頼したつもりが、業者から高額な費用を請求されたというトラブルが不用品回収においては多いです。

そのような業者の場合、実際に依頼すると作業途中や作業終了後に「ここからの作業は有料」「お金を払うまで帰らない」と泣く泣く費用を支払ってしまうパターンです。わざわざ業者を呼んだのに、お金がかかるからと断るのは気まずい、脅されたり暴力を振るわれるかもしれないという不安が重なり、「お金で事が済むのなら」と支払ってしまうという事例が後を絶ちません。

強引な契約を結ばされる

悪徳業者は強引に契約を結ぼうとします。

悪徳業者の多くは連絡があった場合、連絡した依頼者の不安を煽る言葉を巧みに使う・怒鳴り声をあげる・契約するまで連絡を止めない・勝手に家に訪問する・今しか無料で契約できないと煽る等を行います。悪徳業者の営業で不安になったり、家に訪問されて早く帰ってほしい依頼者は正常な判断ができなくなり、その悪徳業者と契約を結んでしまいます。

盗難の危険

悪徳業者は不用品回収の作業中に、回収予定に無い物やタンス預金や貴金属等を依頼者に無断で持っていくことが多いです。

また特に質の悪い悪徳業者は初めから、貴重品や現金の盗難目当てで不用品回収を行っている場合もあります。

不当な買取

不用品回収業者の中には、不用品の買取サービスを行っていることがあります。

しかし、悪徳業者は不当な買取を行っていることが多いです。

傷がついている等の言いがかりをつけて、買取金額を下げる、または無料で引き取ろうとしてくる等、強引な交渉を行おうとする業者も少なくありません。

不法投棄

不用品回収業者の多くは回収した不用品やゴミをリサイクルするか各自治体のルールに則って、処分します。

しかし悪徳業者の多くはルールに則った処分をせず、山や空き地等に許可も取らずに不法投棄をすることが多いです。

もし悪徳業者に依頼した場合、処分したゴミや不用品の中に依頼者の個人情報が分かる物が入っていた場合、依頼者が不法投棄で民事や刑事罰を受けるかもしれません

作業が粗雑

不用品回収業者の多くは部屋から大型の家電や家具を搬出する際、壁や床に傷をつけない様に注意し、誤って個人情報を含む物や依頼者が残してほしい物を捨てないように丁寧な作業を心掛けています。

しかし、悪徳業者の場合、作業が粗雑で壁や床を傷つけたり、箪笥等の回収でも中身を確認せずに持って行ってしまうことが多いです。もちろんそのような悪徳業者は床や壁が傷ついても補償をしようとせず、そのような業者に依頼したために無駄な修理費を支払わなければならないことになってしまいます。

キャンセルに応じない

悪徳業者はキャンセルに応じない場合が多いです。

もし急用や体調不良で、不用品回収をキャンセルしようと思っても、キャンセルできないと突っぱねられてしまったり、高額なキャンセル料を請求する等のケースが発生します。

このケースに関しては業者も巧妙に考えており、記録となる書面を一切残さないことで「証拠がない」として依頼者に応じないようにおこなっています

以上が悪徳業者に依頼した場合、起こり得るトラブルについてです。

悪徳業者の見破り方

上記で悪徳業者に依頼してしまった場合、起こり得るトラブルについて解説しました。

そのようなトラブルに巻き込まれない様に不用品回収の悪徳業者の見破り方について解説します。

書面を作らない

悪徳業者の多くは書面を作成しないことが多いです。

書面を残さないことで、口頭の契約を理由に業者側が容易に金額を変更しやすくなってしまいます。事前の見積もり時に書面を作成しない業者については悪徳業者の可能性が高いので、依頼はなるべくしないようにしましょう。

インターネット上に情報が無い

悪徳業者の多くはインターネット上に情報が無いことが多いです。

また業者のホームページがあったとしても料金が不明瞭だったり、業者の住所や連絡先等の会社情報がないことが多いです。そのためホームページがあれば安心ではないので、注意が必要です。

以上の点を事前に確認することで、悪徳業者に依頼するリスクを減らすことができます。

悪徳業者について更に詳しく解説した記事を以下に記載します。是非、ご参照ください。

まとめ

引っ越しする際に出てくる不用品の回収についてまとめました。

引っ越し業者は引っ越しで出た不用品の『引き取り』や『買い取り』ができる種類は限られています。そのため、不用品の回収は不用品回収業者に依頼することがおすすめです。

不用品回収業者に依頼することで、引っ越しの不用品を最も手間が無く処分することができます。しかし不用品回収業者は決して安価ではない費用がかかってしまいます。

不用品回収を業者に費用に安く依頼するためには、買い取りを利用する等、様々なことを行うことができます。

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この記事を書いた人

年間10.000人以上に選ばれる関西最大級のエンディングカンパニー『株式会社スッキリン』に勤務。
ゴミ屋敷片付け、遺品整理、生前整理、特殊清掃の分野に豊富な知識と経験を持つ。
YouTubeチャンネル『スッキリンお片付けチャンネル』に出演。

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