不要な物を捨てて、物に縛られない生活や生き方を目指すことを断捨離と言います。
断捨離という言葉そのものは広く普及し、多くの人が聞いたことがある言葉だと思います。コロナ以降、断捨離は再び注目を集め、特に業者に依頼して行うケースが増えています。
しかし断捨離をやってみたい、やろうと思って失敗したという方の以下のような疑問や不安があります。

断捨離をしたいけど、忙しくてできない…



断捨離したけど
途中で挫折した…



業者に代行してもらえるけど
費用はいくらかかるの?
上記のような疑問や不安を中心に分かりやすく解説します。
【本記事のポイント】
断捨離とは
断捨離を業者に依頼するメリット
費用について
断捨離とは
そもそも断捨離とはどういう意味なのでしょうか?
断捨離とは、生活に不必要なものを捨て、物への執着をなくすことで快適なライフスタイルや人生を手に入れようとする考え方です。
元々は沖正弘というヨガの指導者が提唱した考え方で断捨離という文字それぞれに、断業、捨業、離業に基づいた考え方です。
断捨離を行うことで、ストレスの軽減や部屋の中の物が減るので片付けが楽になるという効果が得られます。また人によっては、断捨離をしたことで人間関係を苦にし亡くなったり、時間にゆとりが生まれる等の効果も得られます。
つまり断捨離をすることは、単純に物が減るだけではなく、時間や心にゆとりを作れる行為でもあります。
断捨離について以下の記事で詳しくまとめています。是非、ご参照ください。


また『終活』の一環として、断捨離を行う方も少なくありません。終活について以下の記事で詳しくまとめています。是非、ご参照ください。


断捨離を業者に依頼するメリット


断捨離を業者にメリットは主に3つあります。
自分で片付けや掃除をしなくて良い
断捨離を業者に依頼するメリットとしては、自分で片付けや掃除をしないで良いという点です。
断捨離を行う上で一番大変なことは長時間必要になるということです。もし、しっかり断捨離を行おうと思った場合、最低でも2日〜1週間かかってしまうことが多いです。仕事や家事に並行して断捨離をする場合、より困難なことが多く、さらに時間がかかってしまうことも少なくありません。
その点、断捨離を業者に依頼すると、時間や体力を使わずに楽に片付けや掃除を行うことができます。加えて、業者に依頼することで、断捨離をするために休日を丸一日使ったり、働いている人は有休をわざわざ取る必要もなくなります。
断捨離は物を捨てるだけではなく、物の整理や仕分けを行う分別作業も大切で、根気が必要な作業です。
様々な点で業者に依頼することで、メリットがあります。断捨離を半日~1日で終わらせることができ、作業員と共に負担を大幅に減らしてくれます。
分別を手伝ってくれる
断捨離でどうしても時間がかかってしまうのは、物の整理や仕分け等の分別作業です。一人で分別行為をすると、何を捨てるか・捨てないかを決めること、そもそもどこから手をつけたら良いか分からない場合、お時間がかかってしまうことが多いです。
その点、業者に依頼すれば、業者は片付けのプロなので、依頼者が処分を迷っている物も客観的なアドバイスをしてくれます。業者に依頼することで、分別を相談できるので、断捨離をより効率的に進めることができます。
処分と買取をしてくれる
断捨離を業者に依頼することで、業者が最後に出た不用品の処分や買取をしてくれます。
断捨離を自分でした場合、不用品は最後に自分で仕分けを行い、処分しなければなりません。
処分する際、市区町村のルールに則り、可燃・不燃・粗大に分けて、処分しなければなりません。特に可燃や不燃は回収日にゴミ捨て場へ捨てに行かなければならず、しかもゴミの量が多ければ、何度も往復しなければならないです。
その点、業者に断捨離を依頼すると、それらの不用品の一切を処分してくれます。
加えて、業者によっては一部の不用品を処分ではなく、買取を行ってくれます。
業者が主に買取を行う物としては、貴金属等の貴重品、傷の少ないきれいな家具、製造から5年以内の家電の買取を行っていることが多いです。買取をしてもらうことで、業者に支払う費用から差し引くことができます。
主に断捨離で大変な作業の仕分けや処分を業者に依頼することで、負担を軽減することができます。
主に業者が買取可能な物を紹介します。
貴金属・ブランド品
1つ目は、貴金属・ブランド品です。
ブランド物のバックや時計からマフラーや手袋といった小物まで、ネームバリューのあるブランド品の多くは、多少状態が悪くても、買取を行っている業者が多いです。
貴金属に関しても、同様に高額な買取になることが多いです
骨董品・美術品
2つ目は、骨董品・美術品です。
茶碗や花瓶、皿等の骨董品の買取を行っている業者も多いです。また、茶道具等の茶器は意外と高額な買取になりやすいので、なるべく処分ではなく、業者が買取可能ならばなるべく利用しましょう。
美術品では、絵画や掛け軸、仏像等の置物が買取可能なことが多いです。しかし、美術品はレプリカや模造品も多く、買取ができない場合も多いです。
酒
3つ目は酒です。
酒は基本的に未開封の物でしか買取できないことが多いです。お酒の中でも、洋酒や日本酒は買取可能な物が多いです。特に贈答用のお酒を開封せずに保管している物は処分するより積極的に買取してもらいましょう。また一部の酒の場合、開封後の中身の無い空きビンも買取可能な物もあります。
コレクション品・嗜好品
4つ目はコレクション品・嗜好品です。
コレクション品・嗜好品とは、主にミニカーやCD、葉巻、レトロゲーム等が買取可能な物が多いです。
そのような品物の中では、マニアや嗜好家たちの間で高額で取引される物がありますので、価値が分からない物でも比較的高値で買取してもらえることが多いです。
家具・家電
5つ目は、家具・家電です。
主に不用品回収を行う業者が買取が可能な家具の特徴としては、傷が少なく、状態が綺麗という特徴があります。
家電の場合、年式が新しい(発売年から5年以内)場合、買取可能な物が多いです。
以上の物が主に不用品の中で買取可能な物です。不用品で買取可能な物がある場合、積極的に買取を行うことで不用品の費用を安く抑えることができます。
加えて、買取を利用して費用をより安く抑えたい場合、手間にはなりますが、買取だけは別の業者に依頼することもおすすめです。
不用品の買取方法について解説します。
不用品の買取方法
不用品の買取は主に3種類あります。
リサイクルショップ
1つ目はリサイクルショップを利用することです。
リサイクルショップは最も気軽に利用できる不用品を買取してもらう方法の一つです。リサイクルショップは全国津々浦々にありますので、手軽に利用することができます。
また多くの場合、その場ですぐに現金化できるのも利点の一つです。
しかし、リサイクルショップは広範囲に手広く品物を取り扱っているので、リサイクルショップ側が専門性の高い物に関しては比較的、低価格で買い取られることも多いです。
フリマアプリ
2つ目はフリマアプリを利用することです。
フリマアプリの利点は買い手と売り手が間に業者を挟まず、直で売買するため、運営会社が徴収する手数料以外で中間マージンが取られず、リサイクルショップで売るよりも、高額化しやすいという点です。
しかし、売り手が商品の出品や購入者とやり取りしなければならず、加えて梱包や発送等も全てしなければならないので手間がかかるという点もあります。また購入者とトラブルになってしまった場合は自分で対応をしなければなりません。
専門業者
3つ目は専門業者に依頼することです。
特に趣味のコレクション品は専門業者に買取をしてもらうことで、希少性が高く需要がある物は高値で買取をしてもらえることが多いです。また専門業者はその分野に専門性の高い知識があるため、他の買取業態より安心して買取を依頼することができます。
しかし、専門業者に買取を依頼する場合、近場に自分の売りたい物の専門性の高い店舗が無かったり、郵送で買取を行っている専門業者は時間がかかってしまうのですぐに買取してもらえないことが多いです。
以上の3つが主に不用品の買取方法になります。
買取の相場
不用品で買取可能な物で買取額は主に品物の状態や市場価値(市場の流通数やニーズ)で決まります。
また不用品回収業者が行う買取に関しては、業者毎にルールが異なることが多いです。例えば、業者によっては単品での買取を行っておらず、ダンボール1箱分に同じ種類の物から買取を行う方法や壊れていても買取を行う等、業者毎に違う点も多いので、事前に依頼する前に確認することが大切です。
そのため、不用品回収業者が行う買取については相場を図ることは困難な物が多いです。
その中で不用品回収業者が行う買取で必ず比較的高額で買取をしてもらえる物もあります。上記の買取可能な遺品で平均して買取金額が高いのは、宝石類です。一方、美術品や骨董品、ブランド品はレプリカや贋作が多く、故人が生前、本物だとだと思っていた物が蓋を開けてみたら、偽物だったという話も別段、珍しいことではありません。
上記以外にも、記念硬貨や中古のパソコンやスマートフォン、着物等も業者によっては買取を行っていることもあります。依頼する前に複数の業者に買取可能な物を確認することが大切です。
以上のことから、買取を希望する際、利用する業者の買取可能な物や買取方法について確認を取り、連絡することが大切です。
不用品の買取については以下の記事で詳しくまとめています。是非、ご参照ください。


断捨離は失敗しやすい?
断捨離をしようと思っても、多くの方が挫折しやすいです。断捨離が失敗しやすいのは主に3つの理由があります。
何からすれば良いか分からない
1つ目の理由は、何からすれば良いか分からないという方が案外、多いからです。
断捨離をしようと思っても、多くの方がどこから手をつけたらよいか分からないことが多く、そのことが原因で途中でやめてしまう方が多いです。
断捨離で分別する時、必要か、不要かを見極めることは意外と難しいです。
そのため、分別作業で手が進まず、途中で失敗してしまうことが多いです。
処分方法が複雑
2つ目の理由は、処分方法が複雑だからです。
断捨離で不用品を処分する際、注意しなければならないことはそれぞれ処分方法が異なることです。可燃、不燃、粗大で分けることはもちろん、もしリサイクル家電(冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビ)や金庫・消火器等を処分したい場合、回収を依頼したり、直接、処分場に持って行かなければならず、その上で費用を支払わなければならないです。
断捨離で分別した後に、個別で処分しなければならないので、分別したは良いけど、処分もしないといけないことが億劫になってそのまま終わってしまうことが多いです。
時間がかかる
3つ目の理由は、時間がかかるからです。
断捨離をしようとも、普段の生活と仕事・家事に並行しながら行うとかなりの時間がかかってしまいます。また、断捨離で行う分別作業に時間がかかりすぎてしまい、途中で挫折してしまうことも多いです。
以上の失敗をしないためにも、断捨離をしたくても少しでも不安がある場合、業者に依頼することがおすすめです。
費用についての注意点


断捨離を業者に依頼する場合、多くの方が心配するのが費用についてです。
断捨離を業者に依頼した場合、費用相場は以下の通りです。
間取り | 作業人数 | 費用 |
---|---|---|
1R~1K | 1~2名 | 4~8万 |
1DK~1LDK | 2~4名 | 7~20万 |
2DK~2LDK | 3~6名 | 12~30万 |
3DK~3LDK | 4~8名 | 25~50万 |
4LDK~ | 6~10名 | 30万~60万 |
上図はあくまで作業現場の間取り別で表した費用です。主に処分する物量の大小で金額も変わります。
費用が高額になってしまう理由としては2つあります。
人件費と車両費が高額なため
1つ目の理由は、人件費と車両費が高額なためです。
断捨離を業者に依頼した場合、不用品の処分をするために作業員(人件費)がトラックやパッカー車(車両費)に運搬し、車で処分場まで運搬します。断捨離で処分する不用品の量が多ければ多いほど、より人件費と車両費が必要になり、全体の費用が高額になります。
作業環境が悪い
業者に断捨離を依頼する場合、部屋の作業環境が悪いと費用が高額になってしまうことがあります。
作業環境が悪いと、人件費や車両費に加え、追加で費用が必要になってしまうことが多いです。
費用が高額になってしまう作業環境としては、ゴミ屋敷状態・アパートやマンションで3階以上でエレベーターが無い・運搬距離が長い等が主な要素です。
作業環境が悪いと、作業時間も長時間になってしまうことに加えて、費用が高額になってしまいます。
特にゴミ屋敷の場合、ゴミ屋敷の片付けや清掃を別途、業者に依頼しなければならないケースが多いです。
ゴミ屋敷の片付けや清掃の費用に関しては、以下の記事で詳しくまとめています。是非、ご参照ください。


費用を抑えるためには


断捨離を業者に依頼した場合、費用を抑える方法は3つあります。
可能な限り、自分で不用品を処分する
1つ目は、依頼前に可能な限り不要品を減らしましょう。
業者は処分する物量で費用の大枠を決定するので、業者に依頼する前にゆっくり少しづつでも良いので、事前に捨てられる物だけでも処分することで費用を抑えることができます。
その際、掃除や片付けが苦手な方は、分別はせず、自分の中でまったく不要な物だけを少しずつでも捨てることで費用を抑えることができます。
相見積もりを利用する
2つ目は相見積もりを利用することです。
相見積もりとは、1つの業者に見積もりを依頼せず、複数の業者に見積もりを依頼することです。
相見積もりをすることで、複数の業者から自分に合った業者を選ぶことができる上で、費用が安い業者を選ぶことができます。また業者側からすれば、一件でも多く案件を獲得したいので、1社のみの見積もりより相見積もりの方が金額を安くすることがあります。
必ず費用が心配な方は相見積もりを依頼するようにしましょう。
以上のことを上手く利用することで費用を抑えることができます。
悪徳業者の見破り方


断捨離を業者に依頼する際、注意しなければならないのが悪徳業者です。
もし悪徳業者に依頼してしまうと、断捨離が上手くいかないことに加え、後々、トラブルに発展するかもしれません。
そのような事態にならないように、悪徳業者の見破り方を3つ紹介します。
インターネットで調べる
1つ目は業者の名前をインターネットで調べましょう。
悪徳業者の多くは、インターネット上に自社の情報を載せていないことが多いです。一般的に断捨離等の代行作業を行う業者の多くは、自社の宣伝活動をするためインターネット上に自社の情報を掲載し、SNS等を積極的に活用していることが多いです。
しかし、悪徳業者の場合、自社の情報をネット上に掲載しないことが多いです。
理由としては、悪徳業者が情報を掲載することが、自社の悪評を広めてしまう可能性が高いからです。悪徳業者は作業が雑であったり、費用が事前に聞いていた金額から変更される等、依頼者にとって不利益な行為を多く行います。それらの行為をネット上に広められたり、クレームが来ないようにするために悪徳業者は自社の情報を載せていないことが多いです。
そのため、悪徳業者に依頼しない様にインターネット上に情報が掲載されていない業者には依頼しないようにしましょう。
事前の見積もりを行わない・見積もり書を発行しない
2つ目は、事前の見積もりを行わない・見積もり書を発行しないことです。
悪徳業者の特徴として、事前の見積もりを行わない・見積もり書を発行しないことが多いです。理由としては、悪徳業者が作業直前、または作業中に追加で費用を請求するためです。依頼者に差し迫った事情がある場合、その日のうちに不用品の撤去をしてほしくて、どうしようもなくなり追加で費用を支払ってしまうことを狙って、事前の見積もりを行わないことが多いです。
また追加で作業をわざと中断し、「これ以上の作業は追加で費用が必要」と言って費用を請求しようとすることが多いです。
作業の立ち合いを拒む
3つ目は作業の立ち合いを拒むことです。
断捨離を業者が行う際、依頼者の意志が最重視され、意向に合わせて処分を行います。そのため、ほとんどの業者が依頼者に作業の立ち合いをお願いすることがほとんどです。
しかし、悪徳業者の場合、自社の作業を依頼者に見られることを拒むことが多いです。
悪徳業者は作業が雑だったり、依頼者が回収してほしくない物を勝手に回収する、作業員が貴重品の盗難行為をすること等が考えられます。依頼者側からしたら、作業に立ち合いができることがその業者の作業が信じられるかの最低ラインです。
そのような配慮すらできない業者は悪徳業者の可能性が高いです。特に断捨離を業者に依頼する場合、立ち合いができる業者に依頼することがマストです。
以上の点を注意することで、悪徳業者を見破ることができます。
悪徳業者について以下の記事で詳しくまとめています。是非、ご参照ください。


まとめ
断捨離をすることで、生活に不必要な物を捨てることで、快適なライフスタイルや人生を手に入れようという考え方です。断捨離はただ物を捨てるだけではなく、時間やゆとりを作る行為でもあります。しかし、断捨離をしたくても時間が無い、片付けや掃除が苦手な方もいます。
そのような方は積極的に業者に断捨離を依頼しましょう。
断捨離を業者に依頼することで、短い時間で断捨離することができます。
しかし、費用がかかってしまうことや悪徳業者に騙されるかもしれない等、多くの不安点があります。費用を抑える方法や悪徳業者を見破る方法を知っておくことで、断捨離を上手く進めることができます。
まずは無料の見積もりから依頼してみましょう。


-
遺品整理の費用相場はどれくらい?料金を抑えるコツや注意点は?
警視庁の調査によりますと2024年1〜3月に自宅で亡くなった一人暮らしの65歳以上の… -
ゴミ屋敷を片付けたいけどお金がない!費用をかけず片付ける方法
ゴミ屋敷の片付け・清掃を業者に依頼する場合、決して安くない費用が必要になりま… -
不用品は処分より買取がおすすめ!高額買取のサービスはどれ?
年末年始から新年度にかけて、季節の移り変わりと共に模様替えや衣替え、引っ越し… -
ゴミ屋敷の片付け費用と業者の選び方!安く抑える方法は?
テレビやSNSなどで度々話題になるゴミや不用品で日常生活に支障が出ている住居、い… -
遺品整理はいつから始めるべき?適切な時期や方法を解説!
家族や親族が亡くなった際、その遺族はしなければならないことが多くあります。役… -
ゴミ屋敷片付け業者の選び方とは?費用相場や注意点を解説!
ゴミ屋敷片付け業者とは、ゴミ屋敷にあるゴミや不用品の仕分けや分別、処分、清掃…
コメント