断捨離のやり方や効果とは？失敗しないコツも徹底解説！

生活に必要な最低限の物だけで生活することをしたい・あるいはこれから始めてみたいと考えている人は多くいらっしゃると思います。

そのようなことを考えている人が良く始めることが断捨離です。

しかし一言に断捨離と言ってもわからないことが多いです。断捨離について以下のような疑問を持っている人が多いです。

以上の点を中心に断捨離について解説します。

【本記事のポイント】

断捨離とは

断捨離という言葉は一般化しましたが、そもそも断捨離の意味や元の考え方についてご存じでしょうか？

断捨離と聞けば「いらない物を捨てること」「部屋の物を減らすこと」のような捉え方を持っている人が多いと思います。しかし、断捨離は単に物を捨てるという考え方ではありません。

断捨離とは、単に不要な物を捨てるというだけではなく、物への執着に縛られず、快適なライフスタイルや人生を手に入れようという考え方を指します。

つまり断捨離とは、「本当に自分に必要なものは何か」を知る考え方とも言えます。自分でも気づけない物への執着心を断ち切るための行為でもあり、この考えは元々ヨガの行法に由来しています。

元々は沖正弘というヨガの指導者が提唱した考え方で断捨離という文字それぞれに、断業(だんぎょう)、捨業(しゃぎょう)、離業(りぎょう)に基づいた考え方です。

断捨離を行うことで、ストレスの軽減や部屋の中の物が減るので片付けが楽になるという効果が得られます。また人によっては、断捨離をしたことで人間関係を苦にならなくなったり、時間にゆとりが生まれる等の効果も得られます。

「不要な物を断つ、捨てる、物から離れる（執着しない）」という生き方を目指すことが、断捨離の本当のあり方だと言えます。

断捨離と近しい言葉に『ミニマリスト』という考え方があります。

断捨離とミニマリストは物を手放すという点で共通していますが、断捨離は物への執着を捨て、物にとらわれずに生きようとする考え方のことに対して、ミニマリストは必要最低限の物で暮らすことに価値を見出している人を意味します。

ミニマリストは、部屋の中にある不要な物を捨てたり、物から距離を取ろうとするのではなく、「そもそも不要だと感じている物は持たない」という価値観がその基本となっています。しかし、捨てたり距離を取ったりするのは不要な物であり、大切にしている物まで捨ててしまったり、充実した生活ができなくなるほど物を減らしたりしているわけではありません。

断捨離も、あくまで「必要十分な物だけを残した快適な暮らし」を追求するために行うと意識してみると良いでしょう。

断捨離のメリット・効果

断捨離をすることで得られるメリット・効果について解説します。

家の中が片付いてリフレッシュ

断捨離で不要な物を処分することで、部屋が片付き、掃除ができて、清潔で整った空間ですがすがしく解放的な気持ちになれます。部屋に物が溢れている状態は、圧迫感があり、知らず知らずのうちにその部屋で生活していることはストレスを感じてしまいます。

また、「片付けなければいけない」という強迫観念を感じてしまい、さらなるストレスが誘発されてしまいます。断捨離を行うことで、それらのストレスから解き放たれ気持ちもリフレッシュすることができます。

自分に不要な物が知ることができる

人間は部屋での生活を快適にしたい気持ちやその生活空間で暮らす時間に比例して、どうしても物の量は増えてしまいます。断捨離をすることで、自分に不要な物が知ることができます。

誰でも部屋の中に昔は気に入っていたけど着られなくなった服や、友達に勧められて買ったけれど使っていないアイテム・一度も開けていない貰い物等、クローゼットや押し入れの奥で眠っている物があると思います。

しかし使っていないとしても、思い出が詰まっている物は中々処分しづらいです。しかし、見て見ぬふりをしていると、処分しないままだと物は増えてしまう一方です。

まずは簡単な場所や普段あまり利用しない場所の断捨離を始めて、物に対する自分自身の価値観を見つめ直すことが大切です。断捨離で身の回りを整理整頓することで、自分に不要な物を知ることができます。

時短になる

断捨離をすることで、不要な物を減らし、整理整頓することができ、生活の時短になります。

断捨離することで自分に必要なものだけが残り、どこに何が収納されているかが明確になります。探す手間が省け、結果的に時間にゆとりができるので、断捨離すると時間が以前よりも有効的に使えるようになります。

掃除や片付けの簡略化

断捨離をすることで物が少なくなれば、掃除や片付けを簡略化することができます。

例えば、物が多い部屋を掃除しようとすることは、物を移動させながら掃除を進めなければならないため、手間暇が普通の掃除よりもどうしてもかかってしまいます。断捨離をすることで掃除や片付けにかける手間暇が減ると、掃除や片付けの簡略化に繋がり、自分のために時間を使えるようになり、生活の質そのものも上昇することにもつながります。

節約に繋がる

断捨離を通して、不要な物を捨てたり、片付け、整理整頓することができ、生活に必要な物が明確になります。整理整頓することで、部屋の中にある物を管理しやすいので、無駄な買い物を抑え、節約することができます。

食品や日用品も整理することで、把握しやすくなり、ひと目で確認できるようになると、無駄な買い物を減らすことができ、節約効果が期待できます。また、断捨離をすることで得られる節約効果は一時的なものではなく、無駄な買い物をしなくなることで将来にわたって節約効果があります。

前向きな考え方になる

部屋が散らかっている状態の生活はそれだけでストレスが溜まりやすいです。また散らかっている状態は、掃除をしなければならない焦燥感が生まれてしまいます。

しかし、掃除や片付けを全くしない状態では、もししようと思っても思い通りに片付けることはかなり難しいです。そのような気持ちを断捨離で物への執着を減らすことで、部屋が散らかっていることで生まれるストレスや焦燥感が解消し、心もすっきりします。

断捨離をすることで前向きな考え方ができるようになります。部屋をきれいに片付けた達成感は自信にも繋がります。

以上が主に断捨離をすることで得られるメリット・効果になります。

断捨離について更に詳細に以下の記事で解説しています。是非、ご参照ください。

断捨離のポイント

断捨離のメリットや効果について解説してきましたが、いざ断捨離を始めようにも何から始めれば良いか分からない人は多くいらっしゃると思います。

そこで断捨離を始める上で、途中で挫折しないようにポイントやコツを紹介したいと思います。

一気に片付けようとは思わない

断捨離をする上でまず知っておいてほしいことは一気に片付けようとしてはいけないということです。

一度の断捨離で片付けようとしても、気持ちは続かず、途中で挫折してしまう方がほとんどです。だからこそ断捨離を行う際、ポイントとして少しづつ進めることが大切です。

例えば、毎日ゴミ袋一袋の物だけを捨てることをしたり、週に半日だけ不要な物を捨てることを決めてサボらず進めることが大切です。

必要な物の仕分けを行う

断捨離のコツは絶対に残したい物を決めることです。断捨離を行う際、大切なことは不要な物の仕分けを行うことより、必要な物の仕分けを行うことです。

残したい物を先に決めておくことで、不要な物の仕分けを行うことがより容易になり、短期間で断捨離をする上で大切なポイントになります。

生活スペースに適切な量を考える

自分の生活スペースや間取りの広さによって生活に必要な適切な物量が決まります。適切な量を考慮した上で、残す物を決めることが大切です。自分が管理できる適切な量を把握することで、それ以上の不要な物を捨てやすくなります。

断捨離をすることで部屋に空間的な余裕が生まれることで、心や生活にも余裕が生まれます。

物を捨てすぎない

断捨離の目的は物を捨てることではありません。物への執着を捨てることが本来の目的です。断捨離をすると、ついつい物を一気に捨てすぎてしまうことがあります。そのような方は断捨離は物を捨てることだと考えすぎてしまいます。

断捨離は必要な物を捨てるだけを意識せず、物を捨てすぎないように意識することがポイントです。

以上のポイントを注意することが大切です。

断捨離のやり方

断捨離のポイントを分かった上で断捨離のやり方・進め方を解説します。

三種類に分類する

まず始めに片付けたい場所の物を全て出します。

出した物の中から、必要・不要・保留の三種類に分けましょう。三種類に分けた物を別々に管理し、捨てるか迷う物は基本的に保留しましょう。保留が多いことは悪いことではありません。

残す物の量を決める

居住スペース・収納スペース、ライフスタイルに合わせて必要な物をどのくらい残すか決めましょう。

例えば、食器類であれば、家族の人数や来客の多い・少ないでも残す量が変わってきます。衣類なら、洗濯の頻度や収納スペースの広さによって残す量も変わります。自分の居住スペース・収納スペース、ライフスタイルを見つめ直し、適度な量や数を見極めましょう。

収納する定位置を決める

必要な物の仕分けをしたら、収納に取り掛かります。断捨離は片付ける順番が大切です。手間なくいつでも取り出せるように、収納する定位置を決めることが大切です。そうすれば探す手間も省けます。定位置を決めて収納していく際、その物の使用頻度を重視しましょう。使用頻度の低いものが奥、高いものは手前に置くように心がけることがポイントです。

不要な物は捨てる・売る

「不要」に分類した物はなるべく早く捨てることで大切です。早く捨てないともったいないと思って、捨てられなくなってしまうことがあります。一方、家具や家電、ブランド品や貴重品は捨てるよりも、買取専門店・フリマアプリで売ることがおすすめです。

買取サービスについては以下の記事で詳しく解説しています。是非、ご参照ください。

断捨離は失敗しやすい？

断捨離をしようと思っても、多くの方が挫折しやすいです。断捨離が失敗しやすいのは主に３つの理由があります。

何からすれば良いか分からない

1つ目の理由は、何からすれば良いか分からないという方が案外、多いからです。

断捨離をしようと思っても、多くの方がどこから手をつけたらよいか分からないことが多く、そのことが原因で途中でやめてしまう方が多いです。

断捨離で分別する時、必要か、不要かを見極めることは意外と難しいです。

そのため、分別作業で手が進まず、途中で失敗してしまうことが多いです。

もし生活に支障を来すほど、物に囲まれた状態で生活している場合、ゴミ屋敷片付けを業者に依頼しなければならないかもしれません。ゴミ屋敷片付けの業者選びについて、以下の記事で詳しくまとめています。是非、ご参照ください。

処分方法が複雑

２つ目の理由は、処分方法が複雑だからです。

断捨離で不用品を処分する際、注意しなければならないことはそれぞれ処分方法が異なることです。可燃、不燃、粗大で分けることはもちろん、もしリサイクル家電(冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビ)や金庫・消火器等を処分したい場合、回収を依頼したり、直接、処分場に持って行かなければならず、その上で費用を支払わなければならないです。

断捨離で分別した後に、個別で処分しなければならないので、分別したは良いけど、処分もしないといけないことが億劫になってそのまま終わってしまうことが多いです。

もし粗大ゴミの処分を考えている方は以下の記事で詳しく解説しています。是非、ご参照ください。

時間がかかる

３つ目の理由は、時間がかかるからです。

断捨離をしようとも、普段の生活と仕事・家事に並行しながら行うとかなりの時間がかかってしまいます。また、断捨離で行う分別作業に時間がかかりすぎてしまい、途中で挫折してしまうことも多いです。

以上の失敗をしないためにも、断捨離をしたくても少しでも不安がある場合、業者に依頼することがおすすめです。

断捨離を業者に依頼する

断捨離について解説しましたが、それでも不安な人は断捨離を業者に依頼することをおすすめします。

断捨離を業者に依頼するメリットは主に3つあります。

自分で片付けや掃除をしなくて良い

断捨離を業者に依頼するメリットとしては、自分で片付けや掃除をしないで良いという点です。

断捨離を行う上で一番大変なことは長時間かかってしまうということです。もし、しっかり断捨離を行おうと思った場合、最低でも２日〜１週間かかってしまうことが多いです。仕事や家事に並行して断捨離をする場合、より困難なことが多く、さらに時間がかかってしまうことも少なくありません。

その点、断捨離を業者に依頼すると、時間や体力を使わずに楽に片付けや掃除を行うことができます。加えて、業者に依頼することで、断捨離をするために休日を丸一日使ったり、働いている人は有休をわざわざ取る必要もなくなります。

断捨離は物を捨てるだけではなく、物の整理や仕分けを行う分別作業も大切で、根気が必要な作業です。

様々な点で業者に依頼することで、メリットがあります。断捨離を半日～1日で終わらせることができ、作業員が負担を大幅に減らしてくれます。

分別を手伝ってくれる

断捨離でどうしても時間がかかってしまうのは、物の整理や仕分け等の分別作業です。

一人で分別行為をすると、何を捨てるか・捨てないかを決めること、そもそもどこから手をつけたら良いか分からない場合、お時間がかかってしまうことが多いです。

その点、業者に依頼すれば、業者は片付けのプロなので、依頼者が処分を迷っている物も客観的なアドバイスをしてくれます。業者に依頼することで、分別を相談できるので、断捨離をより効率的に進めることができます。

処分と買取をしてくれる

断捨離を業者に依頼することで、業者が不用品の処分や買取をしてくれます。

断捨離を自分でした場合、不用品は最後に自分で仕分けを行い、処分しなければなりません。

処分する際、市区町村のルールに則り、可燃・不燃・粗大に分けて、処分しなければなりません。特に可燃や不燃は回収日にゴミ捨て場へ捨てに行かなければならず、しかもゴミの量が多ければ、何度も往復しなければならないです。

その点、業者に断捨離を依頼すると、それらの不用品の一切を処分してくれます。

加えて、業者によっては一部の不用品を処分ではなく、買取を行ってくれます。

業者が主に買取を行う物としては、貴金属等の貴重品、傷の少ないきれいな家具、製造から５年以内の家電の買取を行っていることが多いです。買取をしてもらうことで、業者に支払う費用から差し引くことができます。

主に断捨離で大変な作業の仕分けや処分を業者に依頼することで、負担を軽減することができます。

断捨離を業者に依頼することで多くのメリットを受けることができますが、しかし確かなデメリットも存在します。

断捨離を業者に依頼した場合、決して安くない費用が必要になります。以下は間取り別の断捨離を業者に依頼した場合、費用相場になります。

間取り	作業人数	費用
1R～1K	1～2名	4～8万
1DK～1LDK	2～4名	7～20万
2DK～2LDK	3～6名	12～30万
3DK～3LDK	4～８名	25～50万
4LDK～	6～10名	30万～60万

あくまで費用相場であり、処分する物量に比例し、費用は高騰します。

費用を安く抑える方法

断捨離を業者に依頼した場合、費用を抑える方法は３つあります。

買取を利用する

１つ目は、買取を利用することです。

先述しましたが、業者は買取を行っていることが多いので、費用を抑えたい場合、積極的に利用することが大切です。また業者ごとに買取できる物が違うので、依頼する前に確認することが大切です。

不用品の買取について、以下の記事で詳しく解説しています。是非、ご参照ください。

可能な限り、自分で不用品を処分する

２つ目は、依頼前に可能な限り不要品を減らしましょう。

業者は処分する物量で費用の大枠を決定するので、業者に依頼する前にゆっくり少しづつでも良いので、事前に捨てられる物だけでも処分することで費用を抑えることができます。

その際、掃除や片付けが苦手な方は、自分の中でまったく不要な物だけを少しずつでも捨てることで費用を抑えることができます。

相見積もりを利用する

３つ目は『相見積もり』を利用することです。

『相見積もり』とは、1つの業者に見積もりを依頼せず、複数の業者に見積もりを依頼することです。

相見積もりをすることで、複数の業者から自分に合った業者を選ぶことができる上で、費用が安い業者を選ぶことができます。また業者側からすれば、一件でも多く案件を獲得したいので、１社のみの見積もりより相見積もりの方が金額を安くすることがあります。

必ず費用が心配な方は相見積もりを依頼するようにしましょう。

以上のことを上手く利用することで費用を抑えることができます。

まとめ

断捨離はただ物を捨てるだけではなく、多くのメリットを得ることができます。

断捨離をすることで、生活に不必要な物を捨てることで、快適なライフスタイルや人生を手に入れようという考え方です。断捨離はただ物を捨てるだけではなく、時間やゆとりを作る行為でもあります。しかし、断捨離をしたくても時間が無い、片付けや掃除が苦手な方もいます。

そのような方は積極的に業者に断捨離を依頼しましょう。

まずは、無料の見積もりから依頼してみましょう。