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ゴミ屋敷片付け業者の選び方とは?費用相場や注意点を解説!

ゴミ屋敷片付け業者とは、ゴミ屋敷にあるゴミや不用品の仕分けや分別、処分、清掃を行ういわばゴミ屋敷の清掃・片付けのプロのことを言います。

近年、様々な要因が重なり、全国でゴミ屋敷の発生件数は急増しています。ゴミ屋敷の片付けや清掃では大量のゴミや不用品を効率よく分別・回収し、家の中に染み込んだ悪臭や汚れを取り除き、害虫・害獣の駆除も行います。

ゴミ屋敷の片付けや清掃は一般的な掃除や片付けとは異なり、ゴミ屋敷片付け業者ではないと対応できないことが多々あり、プロならではの技術がどうしても必要になります。

そのため、ゴミ屋敷で悩んでいる方は、ゴミ屋敷片付け業者に依頼することがおすすめです。

しかし、ゴミ屋敷の片付け・清掃を業者に依頼することへ以下のような疑問や不安を抱えている方がいらっしゃいます。

Aさん

ゴミ屋敷片付け業者はどうやって選べば良いの?

Bさん

業者に依頼する時、気を付けるべきことは何?

Cさん

費用はどれぐらいかかるの?

本記事を読むことで、ゴミ屋敷片付け業者について知ることができ、業者選びについてや相場を理解することでゴミ屋敷の片付け・清掃を不安な要素を減らして、依頼することができます。

ぜひ最後までお読みいただき、ゴミ屋敷片付け業者について一緒に知識を深めていきましょう!

【本記事のポイント】

・ゴミ屋敷清掃業者について

・ゴミ屋敷清掃業者の選び方

・依頼する際の注意点

・ゴミ屋敷清掃の費用

目次

ゴミ屋敷片付け業者とは

ゴミ屋敷清掃業者とは、ゴミ屋敷状態の住宅のゴミや不用品の片付けや清掃を専門的に行う業者を指します。

ゴミ屋敷片付け業者による片付けや清掃は大量のゴミを効率良く仕分けや回収を行い、汚れや悪臭の除去、害虫や害獣の駆除、長年、床や壁に染み込んだ頑固な汚れを片付け、掃除してくれます。ゴミ屋敷を片付け、掃除する作業は時間や体力を要し、個人で完全に完了するのは不可能に近いです。

ゴミや不用品が溜まったゴミ屋敷としては以下のような状態が多いです。

‣床がゴミで埋め尽くされて足の踏み場も無い状態

‣玄関にゴミが溜まり、日常的にゴミ出しが出来なくなった状態

‣悪臭や汚染・害虫や害獣が発生している状態

例えば、部屋がゴミで埋め尽くされて足の踏み場も無い状態、ゴミが多すぎて日常的にゴミ出しができない状態、悪臭や害虫・害獣が発生している状態などの場合は、個人で片付け、清掃することは不可能です。

上記の場合、ゴミ屋敷片付け業者に依頼した方が良いでしょう。

ゴミ屋敷片付け業者に依頼した場合、おおよそ1Rだと2時間~半日で、一軒家は半日~3日でゴミや不用品の搬出から清掃まで全てを代行してくれます。

ゴミ屋敷で生活している場合、転倒や火災などの事故、病気や感染症を罹患するなどの健康被害、最悪の場合、殺人や放火などの事件に発展してしまう危険性もあります。

またゴミ屋敷で生活することは社会生活・人間関係の孤立を誘発し、精神状態も悪化の一途を辿ります。そのため、ゴミ屋敷で生活される方は孤独死の発生件数が著しく高いです

孤独死については以下の記事で詳しく解説しています。是非、御参照ください。

もしゴミ屋敷で生活していた住人が孤独死されていた場合、ゴミ屋敷の片付け・清掃だけではなく、特殊清掃をしなければならないことが多いです。特殊清掃は特殊清掃を専門的に行う業者に依頼されることが多いです

特殊清掃を業者に依頼する場合、高額な費用が必要になることが多いです。費用を安く抑えるために出来る簡単なことを以下の記事で詳しく解説しています。是非、御参照ください。

ゴミ屋敷の状態

ゴミ屋敷は一概にまったく同じ状況の家は存在せず、それぞれが多種多様な状態、また多種多様な問題を抱えています。

多くのゴミ屋敷は以下の2つのゴミを溜めてしまうことで、ゴミ屋敷になってしまうことが多いです。

ほとんどのゴミ屋敷に食品ゴミがあります。食品ゴミは主に以下の物です。

‣弁当や総菜などのプラスチック容器

‣ペットボトルや紙パックなどの飲料製品

‣未開封の食品

弁当や総菜等の空ゴミペットボトル等の飲料製品が食品ゴミが多いです。

ゴミ屋敷で生活される方の多くはゴミや不用品で生活がままならなくなり、また不衛生な環境が原因で自炊することが出来なくなっている方がほとんどです。そのため食事を弁当や総菜、外食で済まされている方が多いです。

ゴミ屋敷の生活が長くなることに比例して、弁当や総菜等の食品に依存度が高まり、それらのゴミが溜まり、ゴミ屋敷がよりひどい状態に悪化してしまいます。

食品ゴミを放置することで身動きが取り辛い環境になり、部屋は汚染され、汚れや悪臭が染み込んでしまいます。部屋の中で身動きが取り辛い状況になると、トイレに行くことが億劫になり、日常的な排泄行為をペットボトルなどで繰り返すことが習慣化してしまい、より家の中の汚染状況は悪化の一途を辿ってしまいます。

また食品ゴミの放置は汚れや悪臭だけではなく、食品ゴミに付着した食べ残し等が原因で害虫(ハエ、ゴキブリ等)・害獣(ネズミ等)が発生してしまう可能性もあります。害虫や害獣は病原体やウイルスを媒介る存在なので、生活を続けることが病気や感染症を罹患してしまう原因にもなってしまいます。

大量の食品ゴミで大部分が構成されているゴミ屋敷で生活することは直結で健康被害に繋がってしまいます。そのためなるべく早く業者にゴミ屋敷の片付け・清掃を依頼することが大切です。

嗜好品・コレクション

ゴミ屋敷の中にも種類があり、中でも住民が趣味で集めている嗜好品・コレクションで溢れ、生活に支障が出ている状態を『物屋敷』と言います。

『物屋敷』は先程の食品ゴミで覆われた状態とは異なり、その住宅の多くは住民の嗜好品やコレクションで集めている物で構成されていることが多いです。

『物屋敷』の特徴としては、例え生活に支障を来す物に囲まれ、転倒事故などで場合によっては命にかかわる事態に発展しかねない状態だとしても、自分が好きで集めている物のため、問題意識を持ち辛く、解決・改善しようと自発的に行動することが食品ゴミで覆われたゴミ屋敷より難しく、問題の解決がしづらいという点です。

また『物屋敷』は住んでいる人の自分の嗜好品・コレクションに対するこだわりが強く、部屋の片づけ・清掃に対して積極的でない方がほとんどです。

上記2つ以外にも、無理な多頭飼育が原因でペットの糞尿で溢れた状態の『ペット屋敷』や精神障害が原因で不要で同一な物品を大量に購入してしまう『買い物依存症』をきっかけにゴミ屋敷になってしまう等、ゴミ屋敷と言っても、一言では言い表せない多種多様な状態が多いです。

ゴミ屋敷になってしまう原因は意外かもしれませんが、ほんの些細な出来事の積み重ねでなってしまうことも少なくありません。なぜゴミ屋敷になってしまうのかを以下の記事で詳しく解説しています。是非、御参照ください。

ゴミ屋敷片付け業者の費用

ゴミ屋敷は一般の片付けや清掃とは異なり、個人で対応するのが難しいことが多々あります。そのためゴミ屋敷を片付けたい人のほとんどはゴミ屋敷の片付け・清掃は業者に依頼して代行してもらうことが多いです。

その際、知っておきたいこととしてはゴミ屋敷の片付けを業者に依頼した場合、必要な費用です。

ゴミ屋敷片付け業者に作業を依頼した場合、必要になる費用相場は以下の通りです。

間取り作業人数時間費用(目安)
1K~1DK2名1~3時間50,000円~
1LDK~2DK2~3名3~5時間85,000円~
2LDK~3DK3~4名5~7時間150,000円~
3LDK~4DK4~5名7~9時間180,000円~
4LDK~6名~9時間~200,000円~
<ゴミ屋敷片付けの費用相場>

上記の図はあくまで費用相場であり、上記以上の金額が必要になってしまうことも少なくありません。具体的な金額の内訳や状況によってどのように変化するかを解説していきます。

ゴミ屋敷片付けにかかる費用の内訳

ゴミ屋敷片付けの費用は主に以下の3つが中心的な費用項目です。

人件費

車両費

オプション費用

ゴミ屋敷片付け業者が費用を決定する際、内訳の主要な部分を占めるのが人件費・車両費・オプション費用です。

それぞれの費用項目の内容やなぜその費用になるのかの金額決定プロセスを事前に知っていることが、業者に依頼する際の費用の納得感へ繋がります。また実際に業者に依頼する際、それぞれの費用項目についてきちんと見積もりを取っているかを把握することができます。

以下でそれぞれの費用項目について詳しく解説します。

人件費

ゴミ屋敷の片付けでは業者の作業員が片付けや清掃を行うため、人件費が発生します。

その人件費は見積もりの費用で必須で、作業員1人1人に人件費が発生します。

作業員が行う作業は以下の通りです。

ゴミや不要品の分別・回収・処分(もしくは処分先への運搬)

部屋の清掃・ハウスクリーニング

オプションサービスの作業(必要な場合)

人件費は5,000~25,000/人が大体の費用相場になります。

1K~1DKの場合は2名、4LDK~の場合は6名以上が必要になることが多いです。しかし、マンションやアパートなどの1K~1DKの部屋でもゴミで埋め尽くされている場合、多くの作業員が必要になるので、人件費が高額化します。

そのため、ゴミ屋敷の清掃・片付けを業者に依頼した場合、人件費は全体の費用の中で比較的高額化しやすい要素になります。

車両費

ゴミ屋敷の片付け・清掃では作業員が処分するゴミや不用品の運搬に車両を使用するため、車両費が発生します。

車両費はゴミ屋敷片付けで処分するゴミや物を積んだり、運搬するトラックやパッカー車を利用する際に必要な費用になります。

車両費の内訳としては以下の通りです。

車両(車両の大きさ・機能に比例して費用が変動する)

ガソリン

高速道路料金

高速道路料金は依頼した業者から遠方に依頼された場合のみ必要になるので必ず必要な費用という訳ではありません。

主にゴミや不用品の運搬で利用される車両はトラックパッカー車が使われることが多く、車両の種類によって必要になる車両費も異なります。

主に利用する車両の種類は以下の通りです。

軽トラック

約1畳半の荷台に最大積載量は350kg(車両や運転手の重さを含まず)まで載せることができます。

ダンボール箱で換算すると、20~25箱程度載せることができます。

費用はおおよそ3~6万円程度かかります。

ゴミ屋敷片付けでは、他の車両とセットで利用されることが多いです。

2tダンプ車

約3畳分の荷台にダンボール箱をおよそ100箱程度載せることができます。

費用はおおよそ5〜10万円程度かかります。マンションやアパート1Kの部屋で物量が少ないゴミ屋敷はこの車両1車だけでゴミの片付けを補える場合もあります。

4tトラック

4tトラックの場合、ダンボール箱を約200箱積載可能です。

ゴミ屋敷片付けを業者に依頼した場合、主にこの車両にゴミや不用品の運搬を行うことが多いです。

費用はおおよそ7~15万円程度かかります。

パッカー車

まったく手つかずの状態で、大量のゴミや不用品が多い場合、パッカー車は利用されることが多いです。

パッカー車はトラックより高額な費用が必要になります。他の車両と異なり、積み込みをする必要がないため、作業の時間短縮に繋がります。また小型から大型まで積載量に幅があり、大型パッカー車の場合、より高額な費用が必要になります。

費用はおおよそ一車当たり10~20万円程度かかります。

ゴミ屋敷片付けを業者に依頼した場合、主に以上の4種類を1車〜複数車を利用します。必要な車両の種類・数は処分するゴミや不要品の量で変化し、費用も必要な車両数・種類によって変化します。

オプション費用

ゴミ屋敷の場合、ゴミや不用品の処分だけをすれば終わりという訳ではありません。

特に長い間ゴミ屋敷状態で部屋がひどく汚染されている状態や部屋の修繕が必要な場合は別途、追加の作業をゴミ屋敷片付け業者に依頼しなければいけない場合が多いです。また業者に回収を依頼したい物の中には、別途処分費用が必要になる物もあります

それらの車両費・人件費とは別の費用をまとめた分がオプション費用です。

オプション費用が必要になる作業は以下の通りです。

・ハウスクリーニング

・住居の解体

・リサイクル家電(冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコンなど)・消火器・金庫の処分

・特殊清掃

オプション費用は、ハウスクリーニング・家屋の解体、リサイクル家電(冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコンなど)消火器・金庫の処分特殊清掃など、ゴミ屋敷の片付け・清掃以外の追加サービスを依頼するのに必要な費用になります。

また、もしゴミ屋敷で生活されていたその部屋で亡くなっていた場合や強い汚れや臭いが床や壁に染み込んでいた場合は、特殊清掃が必要になることが多いです。

特殊清掃を依頼する場合の費用は高額化しやすいです。なぜ特殊清掃の費用は高額化しやすいのか、特殊清掃の費用相場について、以下の記事で詳しく解説しています。是非、御参照ください。

住居形態による費用の違い

ゴミ屋敷の片付け・清掃を業者に依頼した場合、住居形態の変化で必要な費用に違いは生まれるでしょうか?

結論から先にお答えすると、住居形態で費用が変化することはありません

しかし、以下の条件がある場合、人件費が変化してしまいます。

・ゴミや不用品をトラックまで運ぶ導線が長い
・アパートやマンションでエレベーター無しの4階以上の作業
・作業日数が複数日になる場合

上記の条件でゴミ屋敷の片付け・清掃を業者に依頼した場合、人件費は高額化してしまうことが多いです

以上のことを踏まえ、ゴミ屋敷の片付け・清掃を業者に依頼する場合の費用が決定します。

より詳しくゴミ屋敷の片付け・清掃を業者に依頼した場合の費用について以下の記事で解説しています。ぜひ、ご参照ください。

費用を安く抑えるには

業者に依頼して、ゴミ屋敷の片付け・清掃を行う場合、どうしても高額な費用が必要になってしまいます。

そこで費用を抑えるためにできる簡単なことをいくつか紹介したいと思います。

買取をしてもらう

1つ目は、業者に処分してもらう不用品の中で、買取可能な物は出来る限り買取をしてもらいましょう

ゴミ屋敷の片付け・清掃を行っている業者のほとんどは不用品の買取を行っていることが多いです。

不用品の買取をしてもらうことで、業者に支払う料金を抑えることができます。

業者が買取している主な物は以下の通りです。

‣貴金属・ブランド品

‣骨董品・美術品

‣酒

‣コレクション品・嗜好品

‣家具・家電(製造年月日5年以)

不用品の買取について、以下の記事で詳しく解説しています。是非、御参照ください。

ゴミを少しでも減らす

2つ目は、業者に見積もりを依頼する前に、少しでもゴミの量を減らしましょう

業者はゴミの物量を踏まえて費用を決定するので、少しでもゴミの量を減らすことで、費用を抑えることができます。ゴミ屋敷を片付け始めることはどこから手を付けたら分からず、躊躇してしまうことが多いですが、例えば、自分の寝てる周りのゴミだけを処分したり、毎日1つゴミ袋分のゴミを処分するなど、少しで良いのでできることをやってみると費用を下げることができます。

相見積もりをする

3つ目は、相見積もりをすることです。

次の章の『ゴミ屋敷片付け業者の選び方』でも記述しますが、基本的に、ゴミ屋敷の片付け・清掃を業者に依頼する際はなるべく相見積もりを利用しましょう。相見積もりを利用することで、一社だけに見積もりを依頼するより確実に費用を安く依頼することができます。

また、様々な業者を比較できることで、必要なオプションサービス、例えば、ハウスクリーニングや脱臭、害虫や害獣の駆除、リフォームや家の解体等、各々の業者のオプションサービスの価格や方法等を比較することで依頼者によりマッチする業者を選択することができます。

以上のことを利用し、少しでも費用を抑えて業者に依頼しましょう。

もし依頼したくてもまったくお金が無い場合の対処方法については以下の記事で詳しくまとめています。ぜひ、ご参照ください。

ゴミ屋敷片付け業者の選び方

先ほどの章でゴミ屋敷の片付け・清掃を業者に依頼した場合の費用やなぜ高額な費用が必要になるのか、費用を安く抑える方法などを解説しました。

ゴミ屋敷の片付け・清掃を業者に依頼することは決して安い費用で行えることではありません。だからこそ業者選びは慎重に行わなければなりません。

ゴミ屋敷の認知件数は近年、増加の一途を辿っています。そのことに比例するようにゴミ屋敷の片付け・清掃を行っている業者も増え続けています。ゴミ屋敷の清掃・片付けを行っている業者が多くなった一方、それら全てが優良な業者という訳ではありません。

その中には依頼してしまうと、様々なトラブルに発展する危険性がある悪徳業者も少なからず存在しています。

この章では、業者選びを中心に解説していきます。業者選びをする際、行うべきことは以下の通りです。

・相見積もり

・費用の内訳・明瞭な見積もり書

・インターネットで情報収集

相見積もり

1つ目は、相見積もりを依頼することです。

ゴミ屋敷の片付け・清掃を業者に依頼しようと思った際、なるべく一社だけに事前の見積もりを頼まず、必ず複数の業者を利用しましょう。複数の業者に見積もりしてもらうことを相見積もりと言います。

相見積もりを行うメリットは以下の通りです。

・サービス・価格の比較

・複数の業者から選択できる

・費用が安くなりやすい

相見積もりを行うことで、サービス・価格の比較ができます。

サービス・価格が比較できることで依頼者側はより業者選びで失敗する可能性を減らすことができます。

例えば、家の解体やハウスクリーニングを考えている場合、相見積もりで複数の業者に見積もりをしてもらうことで複、自分の希望により近いサービス・価格設定の業者を選べる可能性を増やすことができます。

また複数の業者から選択できることは、サービスや価格を比較して選択できることはもちろん実際の見積もりを行う時の業者の立ち居振る舞いも比較して、参考材料になるので、より後悔しづらい業者選びを行うことができます。

そして業者側からすれば、なるべく1つでも多くの案件を獲得したいので、一社だけに見積もりを依頼するより、相見積もりで依頼した方が、より費用を安く抑えて依頼できる可能性を増やすことが可能になるかもしれません。

以上のことから、ゴミ屋敷の片付け・清掃の業者選びで失敗しないように相見積もりを依頼するように心がけましょう。

費用の内訳・明瞭な見積もり書

2つ目は、費用の内訳を詳しく教えてくれる、また、明瞭な見積もり書を発行してくれるか確認しましょう。

『ゴミ屋敷片付けの費用』でも先述しましたが、ゴミ屋敷の片付け・清掃に係る費用の大部分を占めるのは、人件費・車両費です。

ゴミ屋敷の片付け・清掃を業者に依頼する際、費用の内訳を確認することが大切です。

また、処分する不用品の中で追加費用が必要になるものがあるのか、費用はどうやって決まるのかなど、費用の内訳や費用決定のプロセス、その理由を詳しく教えてくれる、またはその決まり方や内訳を明瞭な見積もり書という形で発行してくれる業者になるべく依頼するようにしましょう。

インターネットで情報収集

3つ目は、インターネット上で業者についての情報収集を行いましょう。

もし仮に、依頼しようと思っている業者がいた場合、なるべくその業者についてインターネット上で検索し、事前に以下の情報を確認するようにしましょう。

・ホームページ

・Googleのクチコミ

・レビュー

以上の情報について、調べておくことで業者選びをスムーズに進めることができます。

特にGoogleのクチコミレビューに関しては、その業者に実際に依頼した人の感想や作業風景の写真が確認できるので、なるべく重視して確認を行うように気をつけましょう。

以上の点に注意して、業者を選ぶように心がけましょう。

悪徳業者の見破り方

ゴミ屋敷の片付け・清掃を行う業者は近年の需要の増加に比例し、業者数も増加しています。しかし、それらの業者全てが安全で優良な業者という訳ではなく、中には依頼してしまうとトラブルに発展する危険性がある悪徳業者もは存在します。悪徳業者に依頼してしまうと、金銭トラブルはもちろん、最悪の場合、法的トラブルで依頼者側に刑罰が科される危険性もあります。

悪徳業者か見破るために依頼者側が気を付けるべきことは以下の通りです。

・『一般廃棄物収集運搬業』の許可があるか確認する

・インターネット上に情報があるか確認する

・事前の見積もりを行わない

・費用が安すぎる

『一般廃棄物収集運搬業』の許可があるか確認する

1つ目は、『一般廃棄物収集運搬業』の許可があるかを確認しましょう。

ゴミ屋敷の片付け・清掃を行う業者は『一般廃棄物収集運搬業』の許可を持っています。この許可を持っていない場合、適切なゴミや不要品の処分をしていない可能性があり、最悪の場合、依頼者にも責任が降りかかってしまう不法投棄を行っている危険性すらあります。

基本的に個人のゴミや不用品は市区町村が発行する『一般廃棄物収集運搬業』の許可がない場合、運搬してはならないと法律で決まっています。もし依頼した業者が適切な処分を行っていなかった場合、法律上処罰の対象となり、業者のみならず、依頼者も処罰を受ける可能性があります

そのため依頼する前に依頼しようと思っている業者に『一般廃棄物収集運搬業』の許可があるか、業者のHPの会社概要から確認することが大切です。

しかし、ゴミ屋敷の片付け・清掃を行っている業者の中には、『一般廃棄物収集運搬業』の許可を持っていなくても運搬や処分を『一般廃棄物収集運搬業』の許可を持っている業者に委託していることもあります。

そのため、『一般廃棄物収集運搬業』の許可を持っていない業者であっても、HPなどに「ゴミ・不用品の運搬は一般廃棄物収集運搬業者へ委託しています」などの記載がある場合、きちんとした手順を踏んで処分しているため、依頼しても問題はありません。

インターネット上に情報はあるのか

2つ目は、インターネット上に依頼しようと思う業者についての情報があるのかを確認しましょう。

インターネット上で注視して確認すべき情報は以下の通りです。

・会社の氏名・住所

・会社のホームページ

・会社の実績

会社の氏名、住所、ホームページ、これまでの作業実績などを掲載していない場合、その業者が悪徳業者である可能性はかなり高まります。

特に会社の実績はその会社のHPではなく、外部で業者が干渉できないGoogleクチコミYahoo!のレビューなどを参考にするのがおすすめです。

またホームページで確認できる点としては、そもそもホームページがなかったりホームページに会社の住所を記載していない場合は悪徳業者の可能性が高いので、そのような業者には依頼しないように気をつけましょう。

事前の見積もりを行わない

3つ目は、事前の見積もりを行わない業者は、悪徳業者の可能性が高いです。

『ゴミ屋敷片付けの費用』で先述した通り、業者は事前の見積もりを行うことで、その現場に必要な車両の種類・車両数や作業員の人数を決め、依頼者が支払う費用を決定します。

そのためゴミ屋敷の片付け・清掃に関しては、事前の見積もりを行い、現場の状況を把握しない限り、費用の大枠を占める人件費や車両費を決めることができません。そのため、事前に状況を確認せず、作業を始めてしまうと、以下のような問題が発生する危険性があります。

・業者が用意した車両で、ゴミや不用品が回収しきれない

・現場の規模に対して、作業人数が足りず、予定していた作業時間で作業が終わらない

・依頼者が希望するオプションサービスができない

上記の問題が発生してしまうと、もし依頼者が直近で引っ越しをしなければならない・管理会社に部屋を確認してもらわなければならないなどの差し迫った事情がある場合、それらのしなければならないことに多大な影響が及ぶ危険性があります。

そのため、ゴミ屋敷の片付け・清掃では事前の見積もりが必要不可欠であり、事前の見積もりを行わない業者は悪徳業者であることが多いので、依頼しない様にしましょう。

費用が安すぎる

4つ目は、見積もりの際、提示された費用が安すぎる業者の場合は悪質な業者の可能性が高いです。

ゴミ屋敷の片付け・清掃は決して安価のサービスではありません。『ゴミ屋敷片付けの費用』でも解説しましたが、どうしても高額な費用が必要になることが多いです。

そのことを踏まえ、事前の見積もりを行った際、もしくは全く見積もりを行わず、あまりにも破格な値段を業者側から伝えられた場合は、作業当日や作業が終わった後日、追加で高額な費用を請求される可能性が高いです

特に相見積もりを複数の業者で行った際、一社のみ特異的に破格の値段の場合、悪徳業者の危険性があるので、依頼してはいけません。

上記で紹介した通り、悪徳業者に依頼した場合、ゴミ屋敷の片付け・清掃が終わらず、金銭の負担増加のみならず、法的トラブルに巻き込まれる危険性もあります。

次の章では実際にゴミ屋敷片付けを依頼する際の注意点について解説します。

ゴミ屋敷片付けを依頼する際の注意点

では実際にゴミ屋敷清掃を依頼する際の注意点をいくつか紹介しておきます。

非回収物を伝える

1つ目は、回収してほしくない物や探してほしい物を事前にきちんと伝えておくことです。

主に業者に事前に伝え、確認しておきたい物としては以下の物が多いです。

・通帳・印鑑

・鍵・現金

・ブランド品や宝石・貴金属

・保険書類などの重要書類

例えば、通帳や印鑑、鍵等の生活に欠かせない物からブランド品や貴金属、宝石等の貴重品、保険書類等の重要書類等が部屋にあるかもしれない場合は必ず事前に伝え、間違って回収しないように業者側と共有しておきましょう。

追加費用が発生する物があるか確認する

2つ目は、回収物に追加費用が発生する物があるか確認することです。

リサイクル家電や金庫、消火器などは処分に費用がかかることが多いので、業者が見積もりをする際、回収物に追加費用が必要な物が多いです。

上記の物を事前に業者と共有できていない場合、作業当日に事前の見積もり費用+オプション費用が必要になってしまう場合が考えられます。そのため、業者の事前見積もりの際、業者の回収でオプション費用が発生する物があるか確認・共有を行っておくことが大切です。

当日の立ち合いは可能か

3つ目は、作業当日の立ち合いは可能か確認することです。

基本的に、ゴミ屋敷の片付け・清掃を業者に依頼する場合は作業当日は可能な限り立ち合いを行うようにしてください

立ち合いをする主なメリットとしてはゴミ屋敷の場合、依頼者も部屋の中に何があるかを把握していないことが多いので、業者に事前に伝えていない残して置きたい物が出てくる可能性があります

またゴミ屋敷状態の中で生活を送っていた方は、業者がゴミ屋敷を片付けていく様子、自分の部屋がきれいに掃除されていく経過を見ることで、ゴミ屋敷になってしまう心理状態の改善の兆しになることもありますので、業者が行うゴミ屋敷の片付け・清掃にはなるべく立ち合いをしましょう。

ゴミ屋敷になってしまう方・ゴミ屋敷で生活を続けてしまう方の心理状態について、以下の記事で詳しく解説しています。是非、御参照ください。

優良業者の選び方

『悪徳業者の見破り方』・『業者に依頼する際の注意点』を踏まえ、ゴミ屋敷の片付け・清掃を安全で実績のある優良業者に依頼するために確認すべきことを解説します。

優良業者に依頼するために確認すべきポイントは以下の通りになります。

・Googleのクチコミ

・丁寧な見積もり

・行政からの紹介

Googleのクチコミを確認する

優良業者に依頼するためには業者のGoogleクチコミを確認することがポイントです

クチコミは主に過去にその業者に利用した人が書いているので、Googleクチコミを確認することでその業者の費用感や実際の作業内容・従業員の働き方の把握ができます。またGoogleのクチコミは業者から悪い評価を消去することができないので、業者の良い部分ではなく悪い部分も確認できます。

ゴミ屋敷の片付け・清掃を優良業者に依頼したい方はなるべく確認しておきましょう。

しかし、注意すべきこととしてネットのクチコミではサクラを利用している業者も多いので、クチコミでさらに重視すべきポイントとしては、詳しいレビューの内容や実際に作業を行っている様子の写真が多く載っている業者の方がより信頼性が高いです。

丁寧な見積もり

優良業者は丁寧な見積もり、分かりやすく詳細な見積書を作成してくれます。

ゴミ屋敷の片付け・清掃を業者に依頼する場合、必ず現場の見積もりが必要です。また優良な業者は事前の見積もりを行う際、費用について丁寧な説明、買い取りできる物の有無、作業中・作業後に追加請求が発生する場合、その条件についてなど、分かりやすい説明を行ってくれます。

また繰り返しになりますが、なるべく見積もりは必ず一社のみではなく、複数の業者に依頼することが大切です。

行政からの紹介

家がゴミ屋敷で生活に支障を来している場合、市区町村の福祉課・厚生課に恐れず相談してみましょう。

行政に相談すると、一部自治体はゴミ屋敷の片付け・清掃を行う業者ゴミ屋敷に住んでいる方の継続的なサポートを行ってくれるNPO団体適切な医療機関を紹介してくれることがあります。

またお金が無い場合、行政が一時的にゴミ屋敷の片付け・清掃に伴う費用を肩代わりしてくれる場合もあります。

まとめ

ゴミ屋敷で生活している多くの方は、ゴミや不用品に囲まれ、常に危険な状態での生活が余儀なくされています。

そのような不衛生な環境は病気や感染症はもちろん、鬱屈した生活はうつ病等の精神病を発症してしまうリスクに常に晒された生活になります。

また、その中で多くの方は生活環境に不安を感じていますが、自分自身ではどうすることもできない、かといって誰かに相談できない、ゴミ屋敷で生活する期間が長ければ長いほど、着実に社会から孤立し、常に不安や焦燥感に駆られた状態の生活を余儀なくされます

ゴミ屋敷から脱却する一番の方法は恐れずに外部へ相談することです

その中の相談先の一つに、ゴミ屋敷の片付け・清掃を行う業者があります。業者の中には福祉や行政の専門機関へ繋ぐことも可能な業者もいます。大切なのは一人で抱え込まないことです。

まずは気軽な相談から始めてみましょう。

0120-395-341
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この記事を書いた人

年間10.000人以上に選ばれる関西最大級のエンディングカンパニー『株式会社スッキリン』に勤務。
ゴミ屋敷片付け、遺品整理、生前整理、特殊清掃の分野に豊富な知識と経験を持つ。
YouTubeチャンネル『スッキリンお片付けチャンネル』に出演。

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